PDF Mapsでは、マップストアから無料でダウンロードしたり、有料で購入して利用する地図以外に、自分で作った地図を利用することができます。すでに印刷してある地図、お手持ちの地理情報システム(GIS)で作成した地図などをPDF Mapsにインポートすることができます。

そのためには、地図の最終的なデータフォーマットを、Geospatial PDFまたは、GeoTiffという形式にして、ドロップボックス、URL経由でPDF Mapsに読み込みます。PDF Mapsで利用できるファイルフォーマットと地図のインポートについては、FAQの「Geospatial PDFってなんですか?他のどんなファイルフォーマットをサポートしていますか?」や「自分の地図をどのように読み込んだら良いですか?」にも詳しく書いてあります。

PDF Mapsで利用できる地図を自分で作るには、1)Avenza社のMAPublisherやGeographic Imagerを使う、2)QGISのようなオープンソースGISを使う、3)ArcGISのような商用GISを使う、という3つの方法があります。

1)MAPublisherとGeographic Imagerは、PDF Mapsを開発するカナダAvenza社の製品で、それぞれAdobe IllustratorとPhotoshopのアドインとして動く、地図作製専用ソフトです。イラストレーターとフォトショップにGISデータを読み込むか、既存の画像データを読み込んで地理参照した後、Geospatial PDF形式でファイル出力します。ご興味のある方は、私たちまでお問い合わせ下さい

2)QGISをはじめとするオープンソースGISソフトには、標準でGeoTiff形式での地図をエクスポートする機能がついています。QGISでは、Geospatial PDFで出力することも可能です。更に、印刷された地図をスキャナーでデジタル化し、QGISのジオリファレンサーを使って、GeoTiffデータを作ることもできます。QGISを使ったPDF Mapsで利用できる地図の作成方法は、別のブログで今後ご紹介したいと思います。

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3)ArcGISには、標準でGeospatial PDF形式の地図を出力する機能がついています。作成した地図を「エクスポート」する際に、「PDF」をファイルフォーマットとして選択し(下図①)、タブからアドバンスを選択し(②)、ジオリファレンス情報をエクスポートするオプションをチェックした後(③)、画像をエクスポートします。画像は英語版のArcGISですが、日本語版でも同じ手順でGeospatial PDFを作成できます。

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皆さんも是非、ご自分で作成した地図をPDF Mapsに入れてお出かけください。

自分で作ろう!Avenza Maps 地図編